カテゴリ:お墓( 1 )

芸術家のお墓を創る

あいにくの雨の日でしたね。
今日はボクのお仕事のお話させて頂きます。

こちらはとある大学で美術を教えていらっしゃる方がに頼まれたお墓です。
『これを僕の生涯最後の作品にしたい。』
との事で先生の図案を参考に外形をデザインしました。

d0199959_9403299.jpg

棹(一番上の石)がアシンメトリになっていて向って左にボリュームがあります。
なので水鉢を二段目右に内蔵してバランスを取ります。
そして墓誌と一本花立を再び左に配置しています。
手前の丸い香炉がアクセントになっています。

一番特徴的なのが棹の彫刻。
これは先生が描かれたものを彫りました。
テーマは『行雲流水』で富士山の中腹あたりに行く雲が、
麓からは流れて来る水が彫られています。
字も力強くも遊び心があります。
そしえ平面の中に立体感がありますね。
手前のフタ石の上の五色石は田子の浦の浜をイメージしています。
彫刻は陰影を強調する為、彫った所をさらに『つつき仕上げ』をして
白さを引き出しています。

先生のイメージを具現化する為に何度も図面を書き直して、
最終的にOKが出るまで半年程掛りました。
その甲斐あって出来上がりにはご満足頂けました。

お墓は一度建てたら一生の間に再び建てる事はまずありません。
ちょっと手間隙かけて自分らしいものを建てても良いですよ。
現代は伝統的なものだけでなく、個性や家風を生かしたお墓も建てられています。
是非参考にして下さい。
[PR]
by koichi-loves-yuki | 2010-11-22 22:17 | お墓